パシリ

Fの会社での役割はパシリ

昨日の出来事・・・。

ダルイダルイ仕事も終わり、今日は久々に同期との飲み会

教育係の先輩に今日は同期との飲み会があるから、残業はご勘弁を、と言おうとした矢先、課長から呼ばれるF

『F君、今から出張行ってくれないか？』

『はいっ？今からっすか？』

前回の出張に引き続き、急遽決まるFの出張

『今から岐阜に出張に行ってもらいたいんで、よろしく頼むよ。とりあえず、後で連絡するからタクシーで新神戸に向かってくれ。』

せっかくの同期との飲み会が一瞬で散る瞬間

『わかりました。今回の出張は日帰りですか？』

『いや、明日の始発で神戸に帰って来てもらうよ。』

『泊まりっすか？ホテルとか予約してないんですけど。』

『おぉ～そういえばそうだね。ホテルはこっちで予約するから今から、この段ボール持って岐阜の大垣に向かってくれ。』

そういえばそうだね。って危うく野宿の危機に晒されるとこであったF

『わかりました。今から段ボール持って岐阜に向かいます。』

よいしょ。

ズシッ
あれっ？？

『課長～。段ボールすごい重いんですけど・・・。』

『うん。四十キロあるから頑張ってね。』

『四十キロっすか？何が入ってるんすか？』

『基盤だよ。まだ改造されてない基盤を大垣の○○電子さんに持って行ったら、○○電子さんが徹夜で作業して基盤を改造するから、F君はその改造された基盤を持って、明日の朝８時半までに本社に帰って来てくれないか。』

『間に合うんすか？』

『間に合うように頑張ってくれ。』

間に合うように頑張るのはFではなく、○○電子さんだが、とりあえず始発を調べた

六時一分発、網干行きに乗れば８時半までに本社に間に合うようだ

とてつもなく重い段ボールを抱え、岐阜の大垣へと向かうF

Fにとって岐阜は初岐阜

初岐阜は初愛知に続き出張

岐阜の大垣と言えば・・・

うふふっ

後半へつづく・・・